経済学部の開講科目である海外インターンシップ(台湾)は7回目を迎えた。今回のプログラムには、3年生が4名、2年生が1名の合計6人が参加した。 プログラムの主な活動は、午前中は師範大学国語教学センター開催される中国語の3週間プログラムへの参加、午後は主として高級スーパーでの就業体験である。その他は、協定校である大学との交流、就業先の近郊にあるショッピングモールの見学などである。 一行は8月4日に成田国際空港から夕方出発、夜遅くに台北に到着した。翌日8月5日早朝より、師範大学の国語(中国語)センターでガイダンスがあり、後にクラス分け試験が実施された。午後には、東呉大学を訪問、本学OBの長田先生、秋に交換留学で本学を訪れる学生らと交流、夕方は、近くの士林夜市を案内してもらった。 8月6日午後には、本年1月に開店、微風アトレにあるスーパーを訪れ、樹山店長から、近郊の台北101の商圏には同様のショッピングモールが10件以上連立するなど、厳しい競争環境の中にあることなど話をうかがった。その後、就業場所を見学、各コーナーを訪れ、担当者らへの挨拶回りをした。 翌日からスーパーマーケットでのインターンが始まった。販促コーナー、和菓子、商品のたな卸しの支援に対して、二人一組のローテーションで行っていくことを確認した。また、その他の活動として、野菜や果物の包装、精肉部門を見学し、説明を受け、簡単な作業をした。 国語センターでの中国語講座は、初めて中国語を学ぶ学生、すでに大学で履修したことのある学生もいたことから、各自のレベルにあったクラスに参加した。そこでは外国人もいたので彼らと交流する機会もあり、講義で学習した中国語や英語を交えながらコミュニケーションする機会もあった。また、後半は、台湾で開催された台北国際オートメーション展にも参加し、多くの日本企業が出展している様子も見学した。 このように、プログラムの期間は3週間あったが、あっという間に過ぎたというのが実感であり、就業体験や語学学習、職場の担当者や語学学校のクラスメートらとのやり取りなどから、参加したメンバーは多くのことを学んだ。 なお、本プログラムでは、師範大学国語センター、ブリーズスーパー、東呉大学、日本台湾交流協会の方々などには大変お世話になっただけでなく、時としてご迷惑をかけたことなど、この場を借りてお詫びとお礼を申し上げる次第である。